第2回シニアメンバー懇親会

第2回シニアメンバー懇親会

2015年7月2日木曜日

早気は退治したい癖

昨日の日経新聞の『春秋』に、《弓道に「早気(はやけ)」という言葉がある。弓を引いて十分な間合いをとらず矢を放ってしまうことをいう。昔から退治したい癖だった。》とある。
「間」をつくることの重要性を教えてくれる。
〈まつ〉ということは、「〈〉を〈〉くる」ことであり、「間」に他力が〈はたらく〉ことを期待したのではないだろうか。そして道祖神に浄められた間は、「まつり」上げられたと考えてみる。

「間に合う」とは、今日では、主に、納期や集合時間などの、「決められた日時」に遅れないようにすることに使用するが、「役に立つ」、「足りる」という意味もある。「足りないものが満ちるのを待つ」ことを説いたと思える。

「拙速」より「巧遅」が望ましくはないか。

「間」とは、条件を現出するものなのである。「間」がないことは、無条件の行動を強いることになる。

よく使われる例として、「ハンドルの遊び」である。遊びが滑らかな操作を可能にする。いい加減が生まれるのである。
またゴルフやバッティングでは、「タメをつくる」ことによって、「間」が生まれ、効果的な「はたらき」が生まれ、飛距離が伸びるのである。

最適、素敵な対応をするには、間を置き、他力が〈はたらく〉「溜め」、余裕をつくり出すことが、行動を矯めることになる。

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