神戸製鋼の改竄
【主張】神鋼アルミ不正 技術者の良心は消えたか 2017.10.12 05:01
- 日本の製造業への信頼を根底から揺るがす行為
- 10年以上前から組織ぐるみの不正が横行していた。
- 品質の偽装に加え、検査回数も減らしていた。
- 納期を守るため見過ごしてきた
- 抜本的な経営改革に取り組むしかない。
- 三菱自動車の燃費データ不正や東洋ゴム工業の免震ゴム偽装など、日本が誇る「ものづくり」の信頼を損ねる事案が続く。
- 不正を許さず、技術力に絶対の自信を持つという良心や誇りは、すでに過去のものだというのだろうか。
【産経抄】神戸製鋼所の事件簿 10月13日
- 日本の誇る「ものづくり」への信頼が揺らぎかねない事態である。
- 「いちばん素晴らしいチームワークは、個人が責任を果たすこと。それに尽きるんですよ」「日本独自の勤勉さ、こだわり、匠(たくみ)というものがどんどん失われている」。山中さんとの対談で、日本のラグビーの課題について語ったものだ。
社説:神戸製鋼がデータ改ざん 不正の影響は計り知れぬ - 毎日新聞 2017年10月14日
- 納入先は印刷延べ約500社に上った。
- 国内4工場で8月までの1年間に生産した約2万トンの製品だ。
- 少なくとも10年間続いていたという。
- ゆがんだ拡大路線が不正を生んだのではないか。
- 利益優先の体質があると言わざるを得ない。
(天声人語)神戸製鋼の「暗黙知」:朝日新聞デジタル 2017年10月15日
- 「商売なんてはな、売ったもん勝ちだ……強度が落ちるといったところで、とんでもない大事故でも起きない限り、それが試される場面なんてないんだよ」▼完成した列車に乗る人など眼中にない台詞(せりふ)である。
- 不安と不信を輸出してしまった
- 蔓延(まんえん)した不正が暗黙知の一つだったとは考えたくもない
- 当然が当然でなくなる瞬間がこわい。
(社説)神戸製鋼不正 経営責任が問われる:朝日新聞デジタル 2017年10月15日
- 厳しく批判されるべきなのは、情報公開に後ろ向きな姿勢だ。
- 川崎博也会長兼社長が13日に不正を明らかにした鉄鋼製品については、当の川崎氏がその前日、「不正はない」と述べたばかりだった。
- 神鋼以外でも、日産自動車で無資格者が完成車を検査していたことが明らかになった。大企業での相次ぐ不祥事は、日本の製造業全体への信頼を揺るがしかねない。
世界の取引網揺るがす神戸製鋼の改ざん 2017年10月15日
- 「あの会社なら安心」という信用こそ経済活動を支える基盤であり、目に見えないインフラのようなものだ。自ら毀損したその信用をもう一度取り戻せるか、日本企業の自浄能力が問われている。
神戸製鋼不正 全容の把握と安全確保を急げ 2017年10月17日
- 近年、タカタや日産自動車など製造業の信頼を損なう不祥事が相次ぐ。安全を軽視する空気が広がっていないか。こうした失態を「他山の石」として、各企業が経営を再点検してほしい。
神戸製鋼「不正40年以上前から」証言で注目すべきソ連との関係2017.10.19
- バブル期以前から不正続ける!? 47年前、神戸製鋼を焦らせた“事件”
- かつては緊密だった神戸製鋼とソ連の関係
- ソ連の「計画経済」ではインチキは当たり前だった
- ソ連も大好きだった「世界一」のスローガン
- 目標ありきの「計画経済」は顧客や社会のことを考えない
- そのような「世界一企業」に限って、手抜き工事をした建物が耐え切れなくなったように、このタイミングで「崩壊」しているのか。
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