第2回シニアメンバー懇親会

第2回シニアメンバー懇親会

2017年10月19日木曜日

不作為の罪

ドイツ・倒れた人・無視して罰金刑
<世界のメディアザッピング>ドイツ・倒れた人・無視して罰金刑
ドイツの銀行の出張所で83歳の男性が意識を失って倒れた。
後から来た客たちが助けず男性は死亡した。
この事件を受け、監視カメラに映っていた男女3人をすべきことをしなかった不作為の罪に問う裁判が開かれた。
被告は“ホームレスが入り込んで寝ていたと思った”と証言。
しかし、裁判所は3人に対し罰金刑を言い渡した。
ドイツの公共放送ZDFは、他人に無関心になった世の中を象徴するような事件と伝えている。
被告側の弁護士のコメント。
不作為は作為のリスク軽減や回避にならない
ドイツで倒れた人を無視して罰金刑が課せられた。・・・という。
すべきことをしなかった不作為の罪が成立することになった。
他人に無関心になった世の中を象徴するような事件として取り上げている。
グローバライゼーション(グローバルスタンダード)が創り出した「不作為の罪」???
高速道路の逆走も、認知症者の徘徊問題、超高齢社会成熟社会の問題も、保護責任が問われている。
プライバシーの保護、情報保護法が産まれ、保護責任が問われる。
選択の自由よりも遵法の義務、保護責任が問われるようになった。
すべきことをしなかった不作為の罪について、自覚が求められている。
グローバルスタンダードは、我々(ローカルスタンダード)を質しています。
ジャスト(公正)、ジャスティス(正義)、ジャスティファイ(正当化)、アジャスト(調整)。
インクルージョン(参画)、 コンサべーションコンプライアンス(遵法)が情報セキュリティの分野でも管理責任が次第に広く問われるようになっている。便利だけで好きなもの、利用可能なものを選ぶことはできない。応分の負担(金銭だけでなく)が義務が必要になってきた。改めて義務が問われている。環境が変わり、行動変容が求められる時、当然常識の調整も義務となっている。しなければならない。その焦点をどこに合わせるか、アジャストの問題が起きている。
保護責任者が必要になってくる。責任を個人に分担させる仕組みをどう作るかが情報社会の趨勢である。逆走、認知症者の徘徊問題等、成熟社会、超高齢社会が抱える問題は増加している。リスク回避行動がリスクを生む。
触らぬ神に祟りなし。では済まされない時代。リスクを回避するためには、リスクを取らなければならない。高齢者という新たな人種が生まれているとき、我々はこれまでの常識を問い直すことが求められている。


産経抄】言葉は世に連れる。では法律は? 10月12日

《言葉は世に連れる。しかし、法律はそうはいかない。》とある。???

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