第2回シニアメンバー懇親会

第2回シニアメンバー懇親会

2017年9月22日金曜日

ジェンダー・バランス

ジェンダー・バランス」。これがキイワードである。
多様性のマネジメントの前提は、パワー構造の中に少数者集団をいかに組み込むかということであった。インクルージョンである。これまで阻害(エクスクルージョン)されていたものをいかにインクルードするかという理由からインクルージョンが喧伝される。しかし、これまで阻害されていた少数者集団が、マジョリティになった時、新たなパワー集団が構成される。同じように少数派を阻害するのである。パワー構造はまた偏向する。
行動を変えることによって、バランスをとることは、無駄を生むことでもある。
そうした行動によってバランスをとる前に、存在のバランスをとろうとするのが「ジェンダーバランスだ」
パワーバランスを正す鍵は、意識改革よりも認識改革にあり、認識改革には、社会的構成改革がひつよう、つまり「ジェンダー・バランス」にあるということか? 少数者(被害者)の意識改革ではなく、多数者(加害者)の認識改革にある。行為を変えるのではなく、行為以前の構成を変えるのだ。
改めて、「『多様性』の定義を見直す、デロイトの急進的な試み 」を読む。


0 件のコメント:

コメントを投稿