第2回シニアメンバー懇親会

第2回シニアメンバー懇親会

2017年9月30日土曜日

新「幸福論」

新「幸福論」1章の名言集 
  • 私は政官業の癒着構造があった方がいいと思います。全く消毒してしまったら国家の力は弱くなってしまう(佐藤)
  • 「がんばろう!日本」というキャッチフレーズは安全な場所に身を置いている人が、無責任に言っている言葉(宮崎)
  • 「頑張る」のは、単なるプロセス。そこに、目標を伴っていないと意味を持たないんです(佐藤)
  • 日本人はあまりにも怒りが足りないと思う。知力の衰えた政府、メディアに対して、国民はもっともっと怒るべきだ(田原)
  • 世の中が不安や脱力感でおおわれてくると、独裁的な政治手法に熱狂する空気が漂ってくる。(宮崎)
  • 若い人がオタクになっていくのも、デモに代わる不服従の一つの形態じゃないですか。ニートなんて、これまでの社会の仕組みや常識に敢然と抵抗しているでしょう(宮崎)
癒着:癒は、いやす。
きげ
66(田原)
経営というのは本来チャレンジの連続ですよね。でも、団塊の世代は、要領よく無難な道を生きることに慣れてしまったものだから、四〇代、五〇代になって新たなチャレンジなどできるわけがない。その結果、企業の活力が衰えて、国際競争力二六位という数字になったんでしょう。
84(宮崎)
私は、今こそ帝国主義の時代なんだという問題意識をずっと持っています。植民地こそ持っていないけれども、日本は帝国主義としての国家の競争を全面的に続けている。
新「幸福論」2章の名言集 
  • 団塊の世代の特徴はとりあえずの戦闘的な処ですから、モーレツ社員や中間管理職には向いています(宮崎)
  • 夢というのはイメージする能力ですから、優れた本を読んだり、知的に刺激される人と会話をしないと大きくならない(佐藤)
  • 政権与党になったのに、国民に好かれようとするから、結果的に嘘をつく(田原)
  • 日本がディズニーランドでいられるのは、アメリカというガードマンが居るためです。確かに、敵がいないという状態は、それ自体は悪くはないですが、そのために政治にしても経済にしても、国民のモチベーションが高まらない(田原)
  • 自分たちのグループに敵対するグループが居て、しかも、その敵に負けた体験が民族を結び付ける(佐藤)
110(佐藤)
しかし、ジャーナリストの職業的良心というか「掟」に従えば、「取材して発表するべし」ということになる。ここで、「コンプライアンス」と「ジャーナリストの掟」がぶつかるんです。メディアの現場では、こうした現象はいっぱいあると思う。
新「幸福論」3章の名言集

164(佐藤)
人間です。現場の人間が臨機応変に処理するしかないというんですね。勿論、人間はコンピュータと比べると反応も遅いし計算も遅い。しかし一つだけ総合力夜間で動くというところに強さがあるという。しかし、彼によれば、「今からそうした人材をつくっておかないと大変なことになるだろう」と書いているんです。
164(宮崎)
原発の解体費用は無限大に近い。
180(佐藤)
搾取すればいいということです。
(宮崎)
いや、買ってやるんです。それは、搾取よりももっとえげつない考え方かもしれないですよ。経済というのは表面上は平等ですからね。お金払って勝ったから文句はないだろうという話。
185(佐藤)
まあ、脱原発という方向性は正しい。原発のない社会というのは、核兵器のない世界と一緒。うんと遠い未来に実現できるかもしれない。でも、近い将来に原発を全廃するのは無理でしょう。それなのに、無責任な政治家やメディアが、無理なことをまるですぐにでもできるかのように言うのは欺瞞ですよ。どんなに少なく見積もても、二〇年のスパンで考えないといけない。福島第一原発だって、収束に一〇年、廃炉には最長四〇年かかるというんですからね。 
210(佐藤)
日本は既に九〇〇兆円以上もの赤字を抱えていますからね。国際をきちんと償還するためには、競争は必要です。競争によって生産力を上げることは欠かせません。価値観の転換と競争の維持をどちらも進めなくてはいけない。そのバランスをとるのは難しいかもしれませんが、その国家戦略を立てるのが、国民の税金から高い給料をもらったいる政治家と官僚の仕事です。
216(佐藤)
ロシアやドイツには「魚は頭から腐る」ということわざがあります。これは、社会がおかしくなる時は、必ずエリートからおかしくなるという意味です。
220(佐藤)
戦前の日本の思想家で権藤成卿(一八六八~一七三七)という人なんですが、彼が書いた「君民共治論」という本の中で、信濃の農民との遣り取りがある。そこでは、農民が不平不満をたらたらと言うんだけれども、権藤成卿が遣り込める場面がある。
例えば、農民が「もう今の政治家は何でボンクラなんだ」と嘆く。すると、権藤は怒って「誰がそのボンクラを選び出したんですか」と言うわけ。「あんたらは、米と野菜を作っていればいいのに、なぜ蚕に手出したんだ。儲かるからでしょう。金に目がくらんだから、今のようになったんだ。自業自得だ」と一喝する。「いや、しかし何とかしてくれないと困る。困るよ」「でも、政治家はダメだし、官僚も腐っている」と農民が不満を言うと、今度は、「国に頼っている暇があったら、自分たちの出来ることをしろ」「確かに政治家も官僚もダメだ。しかし、腐っている、腐っているということで何か変わるんですか?」とたしなめる。「自分の力を信頼して、自分たちの仲間を大切にして、物を作って自分たちで回していればいいんだ」というんです。どうですか。こういう発想ですよ。
222(佐藤)
要するに、金儲けのために働いたのではない。トランジスターラジオの開発も、鉄鋼の増段も、道路の建設もみな、みな農民の論理だったといいうことです。
・・・・
カネ儲けよりも、物を作ることに喜びを感じていた。だからこそ、日本では証券市場というのが発達しなかった。
227(佐藤)
しかし、学生の本文は勉強することなんです。勿論、遊びをしたっていい。遊びも勉強の一つだと私は思っていますからね。そうした様々な阿蘇小尾が、自分落ちと成りにっくとなっていくんです。それが学生という時期にやるべき事なんです。ところが、それを「就職に有利だから」なんて言う損得勘定で、ボランティアにっ出かける奴は、まとめて落してやればいい。

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