第2回シニアメンバー懇親会

第2回シニアメンバー懇親会

2020年4月19日日曜日

「当り前の免疫力」

睡眠や食事、入浴…免疫力を高めるには?

 新型コロナウイルス感染が広がる新型コロナウイルス、もし感染した時、私たちを守る役割をするのが免疫です。専門家は睡眠や栄養などをきちんととり、それぞれの免疫の力を高めてほしいと話しています。
免疫はウイルスなどの病原体から私たちを守る防御システムのようなもので、白血球に含まれる免疫細胞の働きなどでこのシステムが作られます。
京都大学iPS細胞研究所の濱崎洋子教授によりますと、免疫の力を高めるには睡眠と栄養、それに体を冷やさず温かくしておくことが大切だということです。
睡眠は、疲労回復や栄養の吸収を高める効果があり、免疫力を上げることができると考えられているほか、ビタミンやアミノ酸など、栄養をバランスよくとる食事は免疫の働きもよくするということです。
そして適度な運動や、入浴などで体を温めることも効果があり、濱崎教授は「ウイルスに負けないためにはそれぞれの免疫の力を高めてしっかりと働くようにしておくことが大切だ」と話しています。
また妊娠している人から感染への不安の声があることについて産婦人科専門医の高尾美穂医師は「妊娠して免疫の力が下がるわけではありません。体調に気をつけて生活をしている人が多いと思うのでそうした生活を続けてほしい。また睡眠不足やストレスで免疫の力が落ちるリスクがあるため、音楽や映画を楽しむなど『楽しいな、穏やかだな』と感じる時間をつくってほしい」と話していました。

いま、免疫力を高めよう~新型コロナ、感染へのそなえ~

有効な治療法が確立されないまま感染が広がる新型コロナウイルス。しかし感染を完璧に防ぐ手段はまだありません。もし感染したら…その時、未知の疫病から私たちを守る役割を務めるのがそれぞれが持つ「免疫」です。
でも免疫って何?どうすれば効果的なの?専門家に聞いてきました。
(京都放送局アナウンサー 江原啓一郎、ネットワーク報道部記者 井手上洋子)

免疫力フェア

千葉県柏市の大型書店。販売経験25年の店員、佐野圭一さんが先月からフェアを始めました。テーマは『免疫力あげていこう』。免疫に関わる30種類以上の書籍を入り口に並べました。新型コロナウイルスへの不安が広がる中、「お客様の心配をなんとかやわらげたい」と企画したそうです。佐野圭一さん
佐野さん
「病院ではないので、じゃあ、何ができる?と考えた時に、免疫や健康に関する本をそろえようと思い、出版社にかけあって取りそろえました」
「関心はとても高くて本を手にする方が多いです」

そもそも免疫って?

関心を集める免疫。それはウイルスなどの病原体から私たちを守る防御システムのようなものです。血液の中にある白血球に含まれる免疫専門の細胞(免疫細胞)の働きでこのシステムが作られます。体内にウイルスが侵入してくると、免疫細胞が攻撃を開始し、私たちを守ろうとするのです。

免疫の研究が専門の京都大学iPS細胞研究所の濱崎洋子教授は、免疫という兵隊がウイルスと戦うと考えると、その仕組みがよく分かると言います。

免疫力が高いとは何?

濱崎教授
「免疫にはウイルスに感染した細胞をそのまま退治する『T細胞』と呼ばれるものやウイルスにペタペタとくっついて、それを働かなくする『抗体』などがあります」
「免疫=兵隊の数が多くてたくましいほど免疫力が高いといわれ、ウイルス=敵に対して強くなります。体の中で増えていくウイルスに対応できるだけのたくましい兵隊を増やせるかどうかが症状を抑えるポイントの1つなんです」

年齢による違いも

この免疫の力、年齢などによって変化します。
かぜなどの一般的なウイルスに感染した場合、免疫力がどう作用するかを表したグラフです。健康な若い世代の場合、ウイルスが体内に侵入してから1週間ほどたつと、免疫の活動量が一気に増えて、やがてピークを迎えます。ウイルスを排除し、症状がおさまるとともに免疫の活動量も減っていきます。

しかし高齢者の場合、1週間を過ぎても免疫の活動量があまり増えず、免疫力が若い人と比べると、低くなっています。これは50歳を過ぎるころから、『T細胞』と呼ばれるウイルスを攻撃する免疫細胞などが新しく作られにくくなることが原因の1つとみられています。

未知の怖さも

また濱崎教授は新型コロナウイルスなど未知のウイルスに感染した場合、免疫が作用し始めるまでに、より時間がかかる可能性もあるといいます。京都大学iPS細胞研究所 濱崎洋子教授
濱崎教授
「新型は誰もが初めて見るウイルスです。すると敵のウイルスに対抗できる数にまで、免疫の兵隊が増えるには時間がかかるかもしれません。その間にウイルスが増えてしまうのがこわいんです」

そこで免疫力を高めて対抗

濱崎洋子教授は重症化を防ぐうえで私たちができることは、それぞれが持っている免疫の力を最大限に高めておくことだと言います。高齢でも免疫の活動を活発化させることがウイルスとしっかり戦えることにつながります。

逆に若者でも免疫力が極端に下がるような生活を続けてしまうと、重症化につながるのです。免疫力を上げるにはポイントが3つあると言います。
1つは睡眠。しっかりとした睡眠をとることは、疲労回復や栄養の吸収を高める効果があり、免疫力を上げることができると考えられています。一方、睡眠不足になるとストレスを感じた時と似たホルモンが分泌され、免疫力を下げてしまいます。

そしてバランスのとれた食事。ウイルスを攻撃する免疫細胞が活発に活動するには糖分、アミノ酸、ビタミンなどさまざまな栄養が必要です。バランスのよい食事でしっかりと栄養をとることが免疫の働きをよくします。

また体を温めることも大切です。免疫細胞は体温が上昇すると活動が活発になることがわかっています。効果的なのが「運動」と「入浴」。適度な運動は体を温めるだけではなくストレスの解消にもつながります。入浴は、ぬるめの湯にしっかりとつかり体の芯まで温めることがポイントです。

体内に入るウイルスを減らす

さらに、感染したとしても体内に入るウイルスの量を減らしておくことも大事。戦う相手が少なければ免疫が作用して撃退する可能性が高まると考えられるからです。その方法は基本的な感染対策と同じです。
手洗いや消毒に加え、水分補給や粘膜の保護が大切なことについて濱崎教授はこう話しています。
濱崎洋子教授
「粘膜が乾いてしまうと、ウイルスが入りたい放題になってしまうんです。水を少しずつ口に含むなど、保湿をして入りにくくしておくことも対策になると思います」

子どもと妊婦

また、赤ちゃんや妊婦について産婦人科専門医の高尾美穂さんに話を聞きました。高尾医師によると免疫細胞がたくさん集まっているのがリンパ節で、のどの下や両脇、腹部、膝の裏側などにあり、侵入してきたウイルスなどを退治しているそうです。

私たちが「リンパ節が腫れた」と感じる時は、免疫の仕組みが働いてウイルスなどの侵入者と戦っているサイン。また口から大腸にかけての消化管の管も特有の強い免疫の仕組みがあり、鼻やのど、気管支なども同じような仕組みを持っていると言います。産婦人科専門医 高尾美穂さん
赤ちゃんについては…
「月齢によるので一概には言えないのですが、発熱による脱水症状への抵抗力などは大人よりも弱く、免疫力にも影響するので今の時期はより注意が必要です。やはり不要不急の外出を避けたり、無理に環境を変えたりしないようにしてほしいです」

妊娠中の人については…
「妊娠している=免疫力が下がるというわけではありません。体調に気をつけている人が多いと思うのでそうした生活を続けてほしいです」

ただ、睡眠不足やストレスで免疫の力が落ちるリスクがあるため、「今、先が見えないことに不安を感じている人がたくさんいると思いますが不安な気持ちを否定せず、自分の気持ちとして感じ取りながら、例えば好きな音楽を聴いたり映画をみたりという『楽しいな、穏やかな時間だな』と感じる時間を意図的につくってほしいです」と話していました。

いま、大事なこと

新型コロナウイルスに免疫がどのように作用するのかまだ詳しく分かっていません。

しかし、治療方法が確立されていないまま、感染が広がり続けるいま、感染しないための対策と同じくらい、感染した時に重症化しないための対策が大事になってきています。










  1. http://www.hachinohechuo-h.asn.ed.jp/2019hoken/hoken6.pdfどのような感染症でも、免疫力を上げておくと、感染しにくくなり、感染しても軽い症状 ですみます。免疫力は生活スタイルや心の状態. によってアップしたりダウンしたりします 。免疫力を上げる生活について考えてみ ...
  2. https://president.jp/articles/-/12424?page=3適切な食事や運動、入浴、深呼吸は、自律神経のバランスをとることにもつながります。 毎日簡単にできる免疫力アップの方法を紹介します。ぜひ習慣にしてください。 体と ...



  3. 《免疫力とは》 《免疫力を高めよう!》 http://www.wafukai.or.jp/tamarb/bumon/_common/images/201712Knowledge.pdf冬の季節には私たちの周りには様々な種類のウイルスや菌等がありますが、免疫力が それら. の脅威から ... 免疫力が低下すると風邪やインフルエンザにかかりやすくなったり 、アレルギー体質になる可能. 性もあります ... 食事が不規則(朝食を抜く、深夜に食べる 等). 身. 体. 状 ... 入浴はシャワーのみ ... 睡眠不足. ・趣味がない. 【チェック数】 ・0~5 点⇒免疫力低下の問題なし。 ・6~13 点⇒免疫力が少し低下している可能性が あります.


    免疫力を上げよう!!|免疫機能 http://www.minamitohoku.or.jp/up/news/konnichiwa/201005/homeclinic.htmlそのような物質にさらされても病気にならないのは、それらの有害物質を身体から排除 する、免疫という防護システムがあるためです。 ... 食事. 免疫機能を維持するためには、 良質なタンパク賃、ビタミン、ミネラルが必要です。脂肪や糖分ばかりが多くなりがちな 洋食に比べて、和食は栄養バランスがよく ... 昼は交感神経が、夜は副交感神経が優位 に働くという自然な切り替えをするためにも、睡眠のリズムを確保することが重要です。 ... 入浴はぬるめのお湯でゆっくりと。40度くらいのお風呂に10分以上つかるとよいで しょう。


    免疫力と健康について http://www.nagasaki.med.or.jp/touhi/memo_bak/memo_14.htmlバランスのとれた食事や睡眠、入浴、深呼吸なども免疫力を高めます。最近は、免疫 機能調整のためのサプリメントもあり、上手な選択が必要です。病気にならないための 普段からの対策や ...


    食事、運動、睡眠…免疫細胞を活性化させ、がん免疫療法の効果 ... https://immu.ganno-clinic.jp/immunotherapy/increase-the-effectiveness-of-cancer-immunotherapy/免疫療法は、人がもともと持っている免疫細胞の活性化を促し、免疫力の維持向上を 目的としていますが、日ごろの生活習慣が乱れていると、 ... 体内時計は24~25時間 周期でリズムをきざみ、体温調整やホルモン分泌などの、体内のさまざまな仕組みを 機能させる“タイミング”を調整するしくみです。 ... もちろん入浴で体を温めるのも効果的 です。


    睡眠力とは免疫力!健康維持に必須の「質の良い睡眠」とは?3人 ... https://precious.jp/articles/-/177362020年3月8日 ... 季節の変わり目、何かと気になる「免疫力」を高め、健康に過ごすためには、規則正しい 生活、バランスの良い食事、そして「質の良い睡眠」をしっかりとることがとても ... 睡眠 不足や睡眠の質の低下は免疫力低下を招いてしまいます。 ... 眠る1時間前までに ぬるめのお湯に入浴し、深部体温を一度上げることで放熱を促しましょう。


    【ウイルス対策】今こそ大切!免疫力アップのために大事なこと ... https://www.phiten.com/news/info/menekiryokuup-01/2020年3月31日 ... 今回は「睡眠」「温活」「疲労回復」「腸活」を軸に免疫力アップに大事なことをご紹介し ます。 ... を温める効果的な方法は入浴。38~40℃のぬるめのお湯にゆっくりと浸かる ことでカラダがリラックスし、質の良い睡眠に ... 熱した生姜や粉末生姜に含まれる ショウガオールという成分を毎日の食事や飲み物にプラスするだけで、カラダを ...


    免疫を上げたい! 高めたい! 時にしたいことまとめ | 食事・食べ物 ... https://more.hpplus.jp/odekake/o-matome/431452018年11月14日 ... 高めたい! 時にしたいことまとめ | 食事・食べ物・食品・サプリ・アロマ・自律神経. 2018.11.14 ... 原因不明の発熱や炎症反応、各種関節痛、アレルギーや免疫異常 による諸症状についての診断を専門に行う ... 睡眠不足も免疫力を低下させ、風邪や 疲労の原因に。 ... 眠りの質を上げるためには、入浴が重要なポイントに。シャワー ...


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